当て逃げの対策は？元警察官が教える対処法と発見のコツ

こんな疑問に答えます。

ピカピカの新車をふと見てみると、覚えのない傷が！（当て逃げされたヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ）

相手に弁償してほしいところですが、私の体感では当て逃げの相手発見率は30%くらいなんです。

交通事故を２万件以上対応した経験から、対策やおすすめのドライブレコーダーを紹介します。

私の経験からおすすめするドライブレコーダーは下の２つ↓

当て逃げの発見率はどのくらい？

当て逃げの発見率は正式には公表されていないんだ。

実際問題として、当て逃げの発生件数は膨大で、統計を取ることが難しいのではないかと思うよ。

しかしその30%のほとんどは、ドライブレコーダーなどで相手車両の「フルナンバーが判明している」事案なんだ。

相手車両を見つけるためにできること

ナンバープレートを記録できれば発見率が上がる

車のナンバープレートの記載はどうなっているか知っているかな？

ナンバープレートは次のようになっているんだ。

東京　581
あ　1101

４桁の数字以外も実はとても重要な情報なんです。

特に重要なのが、上記では「東京」と記載された地名。

たとえ車の４桁の番号がわかっていても、その４桁を全国で探すと何万台という対象車がいる可能性があるんだ。

何万台の中から相手車両を見つけることは不可能なんだよ。

そこで、地名を絞ることによって数百台程度に対象車両を絞れる可能性があるんだ。

更に上記で「581」と記載された、地名に続く３桁（現在はアルファベット版もあり）やひらがなにより１台に絞られるんだ。

防犯カメラは補助的な証拠に過ぎない

ここまで読めばわかるかもしれないけど、防犯カメラでは不十分な理由は、車のナンバープレートが映らないことが多いからなんだ。

防犯カメラでは、事故状況・車種・塗色くらいしかわからないことがほとんど。

相手がその店の常連であれば見つかるかもしれないけど、旅行などで、たまたま立ち寄っただけの場合は..

当て逃げの対処法まとめ｜泣き寝入りされないためには

残念ながら、当て逃げは多くが泣き寝入りするといっても過言ではないんだ。

でも、相手車両のフルナンバーがわかれば、発見率は格段に上がることは間違いなし。

また、当て逃げされても保険金が出る保険に入るのも一つの選択肢かもしれないよ。

まずは警察へ通報

当て逃げされたらその場ですぐに通報して、ドライブレコーダーのSDカードを抜いておこう。

ドライブレコーダーが上書きされて相手車両のデータが消えることがあるからね。

また、傷やその周辺は絶対に触らないように。

警察官が傷を確認したら、相手車両の車種や塗色がわかることがあるんだ。

傷やその周囲に触ってしまうと、わかるはずの証拠がなくなってしまうよ…

保険会社への連絡

当て逃げの特約に加入してなくても、保険会社によっては補償してくれるケースがあると聞いたことがあるよ。

お金関係については、警察が関わることができないからその場ですぐに連絡しておこう。

映像や目撃情報はすぐ提出

目撃者がいた場合はできる限り警察の到着まで待ってもらおう。

また、ドライブレコーダーの記録映像がある場合はすぐに警察に伝えよう。

後日データを提出しようとしても、データが上書きされて相手車両がわからないことがよくあるんだ。

元警察官がおすすめするドライブレコーダー

私がおすすめするのは、次の２つ。

• Yupiteru　Y-4K-02（駐車監視モード標準搭載）
• COMTEC ZDR055（駐車監視モードオプション追加）

ドライブレコーダー選びのポイント

• 4K（フルHD）以上の画質
• 暗所・夜間でもナンバープレートが識別しやすい
• 駐車監視モードを搭載・搭載できる

これらに該当するドライブレコーダーを選べば、フルナンバーの記録がされやすいので、相手車両の発見率が上がるんだ。

おすすめは、駐車監視モードが標準搭載のYupiteruのドラレコかな。

当て逃げされた時の修理代は誰が負担する？

修理代は警察などの公的機関は出してくれない

当然のことかもしれないけど、警察は車の修理代を出してくれないんだ。

だから、全額自腹を切る必要があるよ…

当て逃げに対応した特約を付けるのもあり

任意保険にも、当て逃げに対応した特約を付けることができる商品があるみたいだよ。

多くの場合、当て逃げの特約を付けると月々の保険料が高くなるので、しっかりと比較して相見積もりを取ってから契約するようにしよう。

月々数千円で当て逃げの被害に遭った時の保証に入れるのは嬉しいよね！

まとめ：当て逃げ対策の３つのポイント

1. ドライブレコーダーを設置して証拠を残す
2. フルナンバーの記録が発見率アップの鍵
3. 当て逃げ対応の保険特約で泣き寝入りを防止

大切な愛車を守るためにも、今日からできる備えをしておきましょう。